社会保険労務士を学ぶ中で、経営者として労務管理に詳しければ、どれだけ健全な企業経営に役立てることが出来たか、どれだけ従業員を守ることが出来たかを知り、自分の無知を恥じるとともに、これからの仕事で過去の償いをしていこうと誓いました。
　経営者は知らないでいることで、多くのことを失っている。その想いで情報発信を積極的に行おうと、毎週メールマガジンを創業以来続け、また、自社セミナーを開催しました。そのうちに講演の依頼を受けることが増え、いまでは年間に20回から30回程度の講演を全国の商工会議所や法人会、金融機関等で行っています。

　新型コロナの影響で講演回数は減りましたが、各地より講演の依頼が復活してきております。また横浜商工会議所の会報誌に雇用に関するコラムを執筆する機会を10年以上頂いています。
　昭和の時代から平成にかけて、戦後の高度の経済成長や人口の増加といった背景からの人事労務の慣習、昭和的な働き方は終わりました。令和になり働き方は大きく変わろうとしています。自立した一人一人が活き活きと生活をする世の中に代わっていくでしょう。そのため企業の行う労務管理の在り方も、大きく変わっていかなければならない節目にきています。